MacBookのHDD交換

MacBookのHDDが160GBなんだけど、空き容量が少なくなってきたので大容量のものに交換しようと思った。いろいろ調べてみるとタイムマシンのバックアップデータを使えば簡単に移行できそうだった。でも実際にはあれこれと問題が発生したので記録しておきます。

Mac

MacBook 13-inch, Aluminum, Late 2008

HDD

日立製の750GB。6千円でおつりがきた、安すい。

工具

タイムマシン環境

iTimemachineにより無線LANルーターの簡易NASをタイムマシンのバックアップ先にしていた。ただしHDDのフォーマットはFAT32。HFS+は無線LANルーターが認識してくれない。

想定していた手順

1.NASタイムマシンへの最終バックアップ
2.HDDの換装
3.Snow Leopard DVDからのブートによるNASタイムマシンからの復元
数10分の手間であとは一晩寝て待てば完了するはずでした。しかし、、、

トラブルその1:トラックパッドが効かなくなった?

もともとトラックパッドの設定を「タップでクリック」にしてたんだけど、DVD起動状態では当然それは無効になってる。だからちゃんとパッドを押しこむことでクリックしようとしたんだけどなぜか反応してくれない。まさかもとの設定を戻さないとだめなの?とか思いこみHDDの交換を繰り返すこと数回ののち、実は押し込みが足りなかっただけというおち。久しくパッド押下していなかったせいか相当強く押し込まないとクリック認識してくれませんでした。

トラブルその2:インストール先に新HDDが現れない

インストール先のHDDを選択する画面があるんだけどここに新HDDが現れてくれなかった。ディスクユーティリティによる新HDDのフォーマットをしたら解決。

トラブルその3:NASタイムマシンからの復元ができず

インストール方法として「バックアップからシステムを復元」を予定してたんだけど、NASが復元ポイントとして認識されない。そりゃiTimemachineがなければ当然か。もしかしたらここでNASをUSB接続にすれば認識されたのかもしれないが、そもそもFAT32なのでそれは無理。仕方がないので試しに新HDDにOS新規インストールしてからiTimemachineをインストールして認識を試みるもうまくいかず(このときOSのアカウントを旧HDDと同名にしたのが後に問題に)。最後の手段として別の外付けHDDがあったのでそれをUSB接続させて新たなバックアップ先にすることにした。よってもう一度旧HDDのフルバックアップをとるはめに。ここで一晩終了。

トラブルその4:移行時のアカウント名一致問題

USB接続の外付けHDDへのバックアップが無事完了、これで万事解決と思ったらまた問題発生。新HDD起動での移行アシスタントから「バックアップからシステムを復元」しようとしたら、移行元と移行先が同じアカウント名のままでは移行できないので名前を変えてね的な画面が。アカウント名を変更すれば移行はできそうだったが、それは不本意なのでもう一度DVD起動して「バックアップからシステムを復元」によるOSの再インストールをすることにした。他にもっと良い方法があったのかもしれないが調査も面倒だったので今回2回目のインストール作業へ。

作業を終えて

以上で晴れて新HDDへの移行が完了。非常に要領の悪い移行作業になってしまったが、一番の敗因はタイムマシンのバックアップ先をNASにしてたことかな。タイムマシンを運用するにあたっては最優先したい利用目的が何なのかによって運用環境を整えるべきかも。ディスク換装やディスクトラブル向けのバックアップに重きを置いてる人がNAS運用してる場合はそれなりの知識や覚悟が必要。USB接続のHDDならその辺の心配はないけど、MacBookにケーブルだと普段の利便性に難が。となると何の心配もいらないTime Capsuleは伊達じゃないってことか。

同じNASでもAirMac Extreme接続なら大丈夫なのかな?それともHFS+フォーマットのNASであればUSB接続による認識も可能だったりするのかな?まあどっちも我が家にはないのでしばらくはUSB接続によるタイムマシン運用をしたほうが身のためかもしれない。